川崎賞 かわさきしょう

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鶴田 純久の章 お話

陶芸賞。
川崎音三が陶芸振興のため個人で朝日陶芸展の中に設けたものです。
川崎音三は実業家。
1895年(明治二八)5月愛知県に生まれた。
1911年(同四四)服部商店に入り、社長服部兼三郎に認められて若くして重要な仕事を任されました。
社長没後は支配人三輪常次郎の片腕として活躍。
1939年(昭和一四)服部商店の社長となり。
1943年(同一八)興服産業と改称、また興和紡績社長となり、今日の興和ブロックをつくり上げました。
早くから愛陶家として聞こえ、戦後ただちに陶磁振興会によって多くの陶芸作家・クラフトマンを育成、今日の隆盛の基を築いました。
荒川豊蔵・石黒宗麿・加藤唐九郎・加藤土師萌・金重陶陽らがその中から現れています。
その後日本工芸会理事・同会東海支部長として特に伝統工芸作家を後援。
1959年(同三四)丸栄百貨店の社長に就任後は、地元陶芸作家の数多くの個展のほか、朝日陶芸展の開催に力を尽くしました。

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