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茶陶

お話

粟田焼 あわたやき

京都粟田(東山区)付近の陶器の総称。近代では清水焼が磁器を主とするのに対し、粟田焼は陶器を主としています。粟田口焼が最も古く、その他岩倉山・錦光山・丹山・宝山・帯山などが著名であります。色絵にすぐれ、多くは茶器であります。明治以後京薩摩の名...
お話

伊木肩衝 いきかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。もと伊木氏が所持していたところからこの名があります。大物ではあるが口が締まっていますため品位が非常に高く、漢作の中で一種独特の形式を具えた茶入であります。もと豊臣秀吉が所蔵していたものを、伊木七郎右衛門が拝領した。その...
お話

有馬筆 ありまふで

名物型物香合の一つ。呉須。小さい角形で前後に漁樵、左右に竹の文様があります。上のつまみには人形があります。兵庫県有馬産の筆で逆さにすると釉から小さな人形のようなものが出てくるものがありますが、香合のつまみがその人形の形に似ているのでこう名付...
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粟田口焼 あわたぐちやき

京都粟田口の陶器。元和(1615-24)あるいは寛永(1624-44)初年に瀬戸の陶工三文字屋九右衛門が京都に来て粟田口三条通り蹴上(東山区)に築窯し、その子庄右衛門・助右衛門および弟子徳右衛門らと共に製陶したのが粟田口焼の起こりといわれ、...
中興名物

荒木高麗 あらきごうらい

大名物。朝鮮茶碗、高麗。荒木摂津守村重が所持していたところからこの名があります。一見安南茶碗のようでありますが、釉が柔らかく特に内部に井戸茶碗のような白釉なだれがあるのは高麗茶碗の特色とみられます。もと利休が所持し、荒木村重を経て尾張徳川家...
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編笠 あみがさ

茶碗の形が歪んで編笠状をしたものです。朝鮮産刷毛目茶碗にこれがあります。本当はできそこないの品であるが茶味があるとして珍重されます。『大正名器鑑』には編笠の銘のある朝鮮刷毛目茶碗二個を収録しています。
お話

尼呉器 あまごき

朝鮮産呉器茶碗の一種。かつて朝鮮の使節がわが国に来た時、京都鷹ヶ峰(北区)の尼寺薬師院に宿泊した女性たちが朝夕使った飯茶碗。大徳寺呉器に比べて小振りで丈が低く、丈に比べて口径か割合に広く、蒼黒味がかった黄色の釉が掛かっています。(『高麗茶碗...
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尼焼 あまやき

楽焼の元祖阿米夜の妻比丘尼作の茶碗。淡飴釉が特色であります。『和漢諸道具見知鈔』(1694、禄七年編)に「尼焼、長二郎母也、柿薬茶碗也、黒はなし」とあります。
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油屋肩衝 あぶらやかたつき

大名物。漢作肩衝茶入。古来大名物茶入中の首位として尊重されたもので、堺の町人油屋常言(浄言)およびその子常祐(浄祐)が所持していたのでこの名があります。同種の肩衝茶入に比べて口径がやや小さく、甑廻りに輪筋が一本あります。また腰のあたりに沈筋...
お話

油皿 あぶらざら

行燈用の油皿。陶製のものは江戸時代の瀬戸焼などに多く、その粗画には捨て難い趣があって近年好事家に愛好されています。