シュレイとは、平たい板状で作り表面上に凹凸が出来るように格子紋などの刻みを入れます。
トキヤーとは、木の丸太をつかみやすいように彫刻し、表面の年輪を浮き出させるよう刻みを入れます。器物の内側に付いた木の年輪の跡が規則正しく並び「青海波状紋」と呼ばれています。
器物を造る際、外側にシュレイ、内側にトキヤーを両手で持って土を挟み込むように叩きます。
器物に凹凸をつけることにより表面に施す釉薬の塩基成分がより広く作用し焼き絞まるようになります。
片口の水切り
古唐津古窯跡地でほぼ共通しています。大きさや焼方は色々有るけれども片口の作り方は同じようです。水切りは抜群に機能しています。現在は装飾のため片口が造られていますが、元々用をなすために造られた片口で四百年前はそれが当たり