中津川古窯址群 なかつがわこようしぐん

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鶴田 純久の章 お話

岐阜県の東端中津川市と恵那市との中程の400m程の丘陵に十数基の鎌倉時代の窯跡があるようで、古瀬戸系の四耳壺・瓶子・大平鉢・碗・皿の遺物が出ました。
強還元で焼かれた灰白色のしっとりとし。
だ素地でやや厚づくりの重々しい感じのものであります。
中津川に隣接した茶屋坂には桃山時代の窯跡があって、美濃風の菊皿が多く、また茶碗・皿・徳利・鉢の美濃ものよりやや薄づくりの遺物が多いようです。
中津川市北野町の江戸時代初期の窯跡には御深井風の釉調のもの、鉄釉掛けのものが多いようです。
江戸時代末期からの窯跡もあるようで、これらを加えると合わせて四、五4基の窯跡があるものと思われます。

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