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鶴田 純久の章 お話

瓷器の全面に色絵でくまなくさまざまの花を描き、その形状に定則のないものをいう。黒地のものを最上とし、白地のものも珍重される。五匹の蝙蝠が描かれているのは中国清朝乾隆(1736~195)の五福堂の作品である。嘉慶道光(1796~1850)の製品も価値が高い。花の形状は大小さまざまで、繁密を極め、ほとんど地が見えない。西洋でもミレフォーリ(mille-feuille)ミルフレール(millefleur)と同義語で呼ばれている。(『飲流斎説瓷』)

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