今泉藤太 いまいずみとうた

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鶴田 純久の章 お話

有田の陶家今泉今右衛門の十代目を継いでします。
明治維新前後の人で稲富武平の二男、幼少の頃から今泉家で養われました。
高橋道八から陶法を学びまた服部杏圃に西洋風の上絵付を習いました。
ワグネルが有田にいた時には彼について上絵付窯の引出し色見などを研究工夫しました。
1871年(明治四)大川内御用窯開放後は色鍋島を製作して古人を凌駕するものがありました。
以来青花上絵を兼ね合わせて製出。
1927年(昭和二)9月没、八十一歳。
(『肥前陶家伝』)

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