ふらせ釉 ふらせぐすり

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鶴田 純久の章 お話

出雲(島根県)陶器の釉料に用いられます。
大森光彦の「釉薬と絵具の調合法」によれば、唐の土一二〇匁(四五〇グラム)、土灰五合(〇・九リットル)、長石一升五合(二・七リットル)、ゼーゲル錐八番のものと、来待白石五〇グラム、土灰五〇グラム、ゼーゲル錐六~七番の二種があります。
またふらせ黒釉は、来待錆石二五グラム、土灰五〇グラム、来待白石二五グラム、ゼーゲル錐六~七番のものが用いられます。
筑前(福岡県)高取窯の布羅志釉もおそらく出雲のふらせ釉と大同小異のものであるでしょう。
(塩田力蔵)

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