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鶴田 純久の章 お話

中国唐代婆州(今の浙江省金華県)で焼造しました。
胎釉は越州窯に似て黄色を帯びると伝えられます。
『唐書』『新唐書』『太平簑宇記』『宋史』には一切その記文がありませんので、おそらく当時は名もない一民窯であったと思われますが、陸羽は『茶経』において越・鼎に次ぐ唐代諸窯第三位のものとしています。
金華と竜山とは約一一〇キロ隔たっています。
一説に婆州窯は竜泉窯の源流であるといいますが、まだ確証のない一憶説にすぎないようです。
(『陶器講座』二)

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