桃山・江戸初期の公家。光宣の子。1579年(天正七)生まれ。1611年(慶長一六)正二位権大納言に昇進。和歌と物語文学を細川幽斎に、禅を沢庵和尚に学んです。烏有子と号し、書画をもよくしました。性格豪放で奇行に富み、また茶を好み、円照墨蹟・北野肩衝などを所蔵しました。1638年(寛永一五)7月3日没、六十歳。