黒牟田 くろんだ

肥前有田の製陶地。
いわゆる外山の一つで、その歴史は有田（内山）と等しいですが、有色陶器時代は有田より早かったようであります。
古窯址かあります。
皿づくりの名所で、有田皿山で難しいとされた四尺口の皿をつくりました。
その他六角・八角・長角・四角および隅切、別に鯛形・宮女形などの種類を出しその製品は多く有田で上絵を施しました。
明治初年の福島幸次郎・梶原八百吉・梶原半平・梶原謙一らが有名。
（寺内信一）