硯の屏風の意で、硯の前に立てて風塵を防ぐ道具。陶磁器・鋳金など種々の材料でつくられますが、その主なものは青磁であります。衝立状のものが最も多く、時に墨床または筆架併用の工夫のあるものもあります。もと中国文人の机上の道具で、室町時代以降わが国で用いられました。