伊勢国三重郡菰野村字湯の山(三重県三重郡菰野町)の陶器。弘化年中(1844-8)同村の土井市蔵(穆々斎と号した)がこれを始め、時の領主土方山城守より菰山焼の銘を賜ったといいます。主として茶器を出しましたが、のち窯を同村字南瀬古に移し三代目に至って中止したといいます。