中国北宋の旧官窯に関して『博物要覧』は「その紋は氷裂と繕血とを上とし梅花片と黒紋とは之に次ぎ細砕紋なるを下とす」と記しています。梅花片紋というのはわが国で俗にいう飛青磁で、梅花片紋の黒褐色の斑点をいうもので、単に梅花片に限らず小は米粒から大は全体の半面にわたるものがあります。(『支那陶磁全書』)