茶の湯の、炉および風炉の炭手前の時の用器であります。
炉では湿り灰を入れ、風炉では薄灰などを入れる。
「ほうろく」(鮑熔または泡録などと書く)または「灰ほうろく」ともいいます。
炉には素焼のものを用い、風炉には釉の掛かった灰器を用いるというのが千家の約束で、それが一般的であります。
『不昧公蔵帳』の泡熔の上之部には、長次郎(春、小形位金三枚)・ノンコウ(五十両)・備前大禅(位金五十両)・南蛮瓶蓋灰盛(金十枚)などとみえています。
※ほうろく
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