石灰石 せっかいせき

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

方解石の集合体で、その純度によって色のに変化がみられます。
不純物としては普通苦土・珪酸・粘土・鉄・渥青が含まれ、それによって苦土質石灰・珪質石灰・土質石灰・含鉄石灰・渥青質石灰などの名が付けられています。
生物遺骸の堆積または沈澱作用によって生じたものがあるようで、前者の化石が多いものはサンゴ石灰岩・介殻石灰岩・有孔虫石灰岩などといわれています。
苦土・鉄の少ないものはセメント材料・製糖用として重視され、その用途は広いです。
陶磁器用としては石灰釉・石灰質陶器の原料として広く用いられ、石灰釉には明治中頃以後灰釉に代わって熔煤剤として一般に使用されました。
主なる産地としては岐阜県の赤坂をはじめ、愛媛県・大分県・岡山県などで、陶磁器用のものは灰色を呈しこれを一般に乳石灰といいます。

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