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鶴田 純久の章 お話

長崎に居留していた中国清代の人。総官の字を当てたものがあるが、実は周辰官という。東島徳右衛門はこの人から磁器上絵付の五彩の法を習い、のちに柿右衛門にその法を伝授した。
※かきえもん ※しゅうしんかん

周辰官(しゅうしんかん)

中国明朝の人。柿右衛門に赤絵付の法を伝えた東島徳右衛門はこの人に法を受けた。また一説に柿右衛門はその後長崎に行き直接この人から金銀焼付の術を伝受したともいう。『長崎実録大成』『長崎年表』正保(1644~8)の条に周辰官とある。一書にみえている総官は誤りであろう。(『有田沿革史』『日本陶磁器史論』)

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