塚本喜助 つかもときすけ

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鶴田 純久の章 お話

美濃国土岐郡駄知(岐阜県土岐市駄知町)の陶工。
父は彦左衛門といい織田信長に仕えた。喜助は1591年(天正一九)に生まれ、慶長(1596~1615)の頃同地森向戸川の底から良土を発見し陶器をつくった。1619年(元和五)岩村城主がこの地に来た際、螺貝の水鉢一個を献じて金品を賜わった。その子六右衛門が継業。六右衛門作と伝える瓶は瀬戸焼で、初め地釉を掛け次に上釉を掛けてある。器底に「享保十三年戊申年八月日、塚本六右衛門焼」と刻してある。(『岐阜県産業史』)

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