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鶴田 純久の章 お話

いわゆる天目釉を施した天目茶碗や、茶入の天目という名称は、元来わが国の茶人が命名したものであって、その本家本元ともいうべき中国ではかえって知られていない。それが近来有名になると共にわが国の骨董屋から中国へ伝わって、もっぱテンムー(天目)と呼ばれるようになった。

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