和蘭青釉水指 おらんだあおぐすりみずさし

和蘭青釉水指 おらんだあおぐすりみずさし
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鶴田 純久の章 お話
和蘭青釉水指 おらんだあおぐすりみずさし
和蘭青釉水指 おらんだあおぐすりみずさし

江戸時代、オランダ船によって輸入された陶器を和蘭焼、または紅毛焼といいます。
有名な「和蘭色絵葭葉水指」などはオランダのデルフト窯の製ですが、それ以外にも当時紅毛国と呼ばれた欧州・中近東方面のものをも含みます。
この水指は軟陶で美しい青釉。
胴体少し窪み、首部締まり、広口で口縁に釉はげ、畳付には素土が現われています。
どっしりした寸法がよく、黒蓋を載せて水指に見立てたものです。
口辺に蠟付けの痕があり、本来は薬種などの容器であったかもしれません。
和蘭焼には単に「和蘭」というもの、「紅和蘭」と称するものがあり、香合・茶碗にも採用されました。
【伝来】伊達家
【寸法】 高さ:13.3 口径:17.0~17.2

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