臍土器 へそがわらけ

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

『宗五大草紙』『守貞漫稿』などによれば、古く小重と呼んだ最小の土器をのち臍土器と呼ぶようになった。ただし今日の幡枝土器では、臍は直径約五センチの最小の土器を指し、小重は臍に次ぐもので直径七・五センチ程、そして臍と小重とに限って見込の輪がない。また『延宝節用集』などによれば、出産の際の臍の緒を入れて埋める土器もまた臍土器と呼ぶようである。

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