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鶴田 純久の章 お話

嵌入法による表面装飾の概称。石材・ガラス(エナメル)・陶器(テラコッタ)などの小片を、建築物の床・壁・その他に貼付して特殊な図像を現わす技法で、すなわち彫刻の手段をもって絵画をつくる工夫ともいえる。これらの装飾法はローマ時代に普及し、特に東ローマに発達したものである。わが国でも明治晩年よりテラコッタによるモザイクの床などが行なわれ、一般タイルの利用と共に普及した。ただしモザイクタイルとしては、テラコッタ質のほか磁製やガラス製のものもある。(塩田力蔵)

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