T’ang three-color glazed ware: fragments of pillow. Excavated on the former site of Daian-ji, Nara-shi, Nara. 8th century. Length of upper left 12.5cm.Nara National Research Institute of Cultural Properties.
奈良市大安寺跡出土
8世紀
(左上) 長さ12.5cm
奈良国立文化財研究所
昭和四十一年、大安寺小学校の校舎の一部改築の際、旧大安寺金堂と講堂の間の焼土層から出土したものです。同所から唐三彩を含め、彩釉陶器、灰釉陶器、古瓦、金属器など多数の遺物が出ています。唐三彩の破片は総数二百点あまりあり、個体数にして三十箇以上の陶枕です。陶枕には大小二種のものがあり、いずれも白色細緻の硬胎で、表面に花文 唐草文・飛鳥文を陰刻あるいは型押しで現わし、上から緑・黄・白・ 藍釉をかけています。