染付松梅大物文三耳壺

染付松梅大物文三耳壺
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鶴田 純久の章 お話
染付松梅大物文三耳壺
染付松梅大物文三耳壺

高さ23.0㎝ 口径10.8㎝ 胴径17.4㎝ 底径8.8㎝
梅沢記念館
 肩の三方に耳をつけた壺ですが、三耳壺は唐津焼の流れを汲むものでしょうか。
本来は、蓋をともなった沈香壺であったのでしょう。
口回りに雷文を帯状にめぐらし、胴裾に二条の線を配し、その線を地平線に見たてて一方に松、他方に梅を描き、間に琴をもった大物一人を描いています。
梅や松の描写は初期伊万里独特のもので、染付の発色も濃く、これも伊万里染付のなかでは最も傑出した作例です。

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