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鶴田 純久の章 お話
灰釉 双耳壺
灰釉 双耳壺

Ash glaze pottery: jar with two handles. Excavated at Nakadōri, Komagane-shi, Nagano 10th century. Height 18.8cm.Komagane Municipal Museum.
長野県駒ヶ根市赤須中通出土
10世紀
高さ18.8cm 口径11.2cm 胴径19.2cm 底径17.0cm
駒ヶ根市立博物館
 この双耳壺の形態は10世紀後半から11世紀にかけて密教関係の仏具として用いられた扁平な胴の合子を縦に長く引き伸ばしたものであり、10世紀前半代に主として火葬蔵骨器として用いられています。
 灰白色の硬胎で、刷毛塗りによる灰釉は淡緑色を呈し、釉ムラがいちじるしいです。猿投窯のうち黒笹89号窯からこれと同様な双耳壺片が出土しています。

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