Tokoname ware: jar with three handles. Excavated at Ogigayatsu, Kamakura-shi, Kanagawa. 15th century. Height 36.0cm.
神奈川県鎌倉市扇ヶ谷出土
15世紀
高さ36.0cm 口径14.0cm 胴径30.0cm 底径16.5cm
鎌倉時代に豊富な種類をもっていた常滑の壺は、室町時代に入りますと、丸胴に短い口頸部をもった単純な器形のものしかみられなくなります。生産の縮小による実用品への限定化なのか、集中生産による規格の統一化によるものなのか、現在まだ明らかではありませんが、各器種における器形の単純化は、室町時代の雑器窯にみられる共通の現象です。
