黒注連縄玉絵茶碗 得入

黒注連縄玉絵茶碗 得入
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
黒注連縄玉絵茶碗 得入
黒注連縄玉絵茶碗 得入

Tokunyu: tea bowl with festoon design, Black Raku
Mouth diameter 9.6cm Tekisui Art Museum
高さ7.6cm 口径9.6cm 高台径 4.7cm
滴翠美術館
 彫りに金彩を加えて注連縄と玉の絵を描いているこの茶碗は、正月用に作られたものです。半筒形小振りの茶碗で、高台は小振りで、畳付も狭く削られています。全体にかけられた黒釉は柚膚状によく溶け、高台内には楽印が捺され、目跡が三か所残っています。共箱の蓋表には 「注連玉之絵 黒茶怨 楽吉左衛門 印」とあり、吉左衛門を名乗った十八歳から二十六歳までの間の作品であることがうかがわれます。

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