剣翁紹智造茶杓 けんおうじょうち 共筒 銘ゆづりは

剣翁紹智造茶杓
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鶴田 純久の章 お話
剣翁紹智造茶杓
剣翁紹智造茶杓

利休形を慕った古風な作行きで、先は長く双樋で、腰は低く景色はない。
筒はごま竹の上下を幅広い刀痕を残して削り込む。
面取りをして朱の漆書で「ゆつりは(花押)」とある。
藪内家は家祖剣仲、二代真翁、三代剣翁と続く。
剣翁は名を宗利、休甫・雲脚亭と号し、延宝二年十二月十三日没、七十六歳。
【付属物】内箱 桐白木、蓋裏書付竹尹宗郷筆「剣翁紹智造茶杓藪竹尹宗郷(花押)」 外箱桐白木、蓋裏書付藪内竹窓筆(竹尹宗郷は珍牛斎と号し、八世竹猗の兄で江戸に一家を樹つ)
【寸法】 茶杓ー長さ17.7 幅0.5~0.9 厚さ0.25 筒―長さ2.3 径2.8

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