東陽坊とうようぼう

東陽坊
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
東陽坊
東陽坊

辻与次郎作。
中興名物。
背の高い筒形の釜で、口造りは低い甑口とし、肩は一文字で、与次郎特有の鬼面鐶付を付けている。
胴は無文で、釜肌は雅味のある細かいちりめん肌をしている。
唐金落込み蓋を載せるがよく調和している。
「東陽坊」の銘は『茶道筌蹄』によると、利休所持の天命筒釜真如堂東陽坊に贈ったからとも、また利休門人の東陽坊長盛が所持したので、宗旦が名付けたともいう。
与次郎が天命作筒釜を模したのであろうか。
【付属物】箱蓋裏書付千宗旦筆 極箱書付松平不昧筆
【伝来】東陽坊長盛千宗旦冬木家松平不昧
【寸法】 高さ:17.9 口径:10.8 胴径:15.6 左右18.9 重さ:2020
【所蔵】畠山記念館

前に戻る
Facebook
Twitter
Email