
中興名物
茶杓
ごま竹、撓め方も侘びて櫂先も普通、いかにも侘び杓の感じ。
筒
筒いっぱいに宗旦独特の難読の字で古歌を書きつめている。
「(花押)明やらぬ禰覚の床に聞ゆなり 籬の竹の雪の下をれ」
付属物
替筒書付 覚々斎原叟筆
「印下折 宗左(花押)」
内箱 桐白木桟蓋 書付 藤村庸軒筆
「宗旦下折茶杓筒歌有」
同蓋裏書付同筆
外箱 白木 同蓋裏 書付 覚々斎原叟筆
寸法
茶杓
長サ17.0cm
筒
長サ20.0cm



内箱 桐白木 書付 藤村庸軒筆
内箱 桐白木桟蓋 蓋裏書付 藤村庸軒筆
新古今
明やらぬ禰覚の床にきこゆなり 本書よめかね
かきの竹の雪の下おれ ける故書付候也
庸軒(花押)
外箱蓋裏 書付 覚々斎原叟筆
新古今
明やらぬ禰覚の床にきこゆなり
まかきの竹の雪の下おれ
下折茶杓 宗旦作 筒共 左(花押)



