
寸法
高サ5.8cm
口径5.7cm
胴径6.6cm
底径3.2cm
重サ91g
柘榴香合というのは、形がよく、文様がおもしろく、色彩も多彩であって、ふるくからよろこばれたものである。
しかし、番付面では二段目にある。
なぜ、この香合を番付面においてわりあい下位においたかということが疑問であるが、おそらく、比較的数多く舶載したからであろうと思われる。
なかでもこの香合は、色彩の調子が襷を黄釉、馬を紫、総体を青釉にして、まことに賑やかな色面を構成しているので、とくに名品に選ばれたのであろう。
この色彩の類いは、あと数個が今日に伝来しているが、襷が紫色のものが多い。

大中小 彩色種々型替りもあり 参考品


