
寸法
高サ5.2cm
口径5.7cm
胴径7.0cm
底径3.9cm
重サ85.5g
金花鳥というのは、おそらく昔の茶人の命銘であろう。この香合も数はきわめて少ない。
番付の位置どおり色絵を基調とし、総青で、鳥は紫、花だけが黄色である。 色彩はきわめて美しく、姿もふくよかで、貫禄を見せ、あたかも貴人のごとく端然とした風格がある。
筆者も同種のものを二個見ているが、この総黄の香合は、とくに賞玩に値するものである。
なおこのほかに、近来、総黄のものが一個発見されている。
以上は、番付では上位のものといえるが、そのほかに色絵には達しない二彩、あるいは一彩のものがいくつか存在する。
幕末の名工、保全.木米.仁阿弥あたりも、これを模作しているところを見れば、作家もまた、この意匠に魅力を感じたのであろう。



