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呉須 菊蟹

寸法
高サ4.7cm
口径6.6cm
底径4.2cm
重サ95g

 この呉須菊蟹の香合は、番付面では西方の関脇に位している。
 さきにあげた交趾菊蟹と形は同じであり、かつて交趾菊蟹と身と蓋をあわせかえて、片身替りとして使用し、興趣を味わった大阪の茶人もいた。これは呉須.交趾ともに同じ窯で造られた証拠でもある。
 蓋表にかかれた藍絵の蟹は、玉をねらっているようにえがかれているが、これも交趾と同じである。
 中国では、蟹に菊花をあしらって華甲と称し、瑞語となっている。菊は延命長寿を象徴する瑞花であるので形にえらばれ、華字は六十一の還暦に因むともいい、したがって、蟹が表にえがかれたのである。
 この香合は、白釉がことに鮮麗で、呉須釉の藍色がまた濃くそえられて見事なでき上がりである。
 これまたはなはだ少数で、珍重されている。筆者は同種のものは二個より拝見きじしていない。まれにこの素地に赤絵を付したものを若干見ている。

呉須 菊鷺
呉須 菊鷺

呉須 菊鷺
蓋の表に鷺の絵 参考品

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