
寸法
高サ4.5cm
口径4.9―5.7cm
胴径5.7―6.6cm
底径4.0―5.1cm
重サ102g
この香合は、木瓜とよむ。これは、形からきた名称である。
さきにのべた松皮菱と同じく、日本の紋章から形をとって、中国に注文して舶載されたものである。
蓋表の絵柄は多く中国の人物をえがいているが、この香合は珍しく鬚寿老をえがいているので珍品とされている。おそらく中国の窯場の工匠の思いつきによるものであろうか。側面は同じく漁樵問答図で、白地藍釉ともにきれいにあがっている。
番付面では、前頭上位におされているが、生地釉薬ともに雅味ある性質の器であるので、舶載当時には、ことに古作と想像されて珍重されたのであった。したがって市場価値も、今日では想像もできないほどのものであったことが、番付面からもうかがわれる。
かつて筆者は、これが大阪で、絵柄の珍しさをやかましくいわれた頃に、しばしば見る機会を得た。

呉須都鳥 参考品



