
寸法
高サ4.3cm
口径5.1―6.3cm
重サ95g
所蔵者
東京 畠山記念館
呉須銀杏の香合は、同じく松皮菱および木瓜の香合とともに、中国に注文を発した茶人の好みによってできたもので、香合番付には、前頭二段目にあげられている。
形は、銀杏の葉形に造られて手がよく、炭手前にも格好の出来物とほめられている。
蓋面の文様は、一叢の笹をえがき、側面は漁樵問答または野草を藍色でえがいむらてしごくすがすがしい感じを出している。
この種香合のほか、漁樵問答の図柄は、有馬筆香合にもえがかれている。
この香合の注文主を推察してみると、三種とも日本の紋章を原図にしているようなのが特長で、茶人好みらしく、ほかの注文香合にはいっこうに見られない趣向である。
庶民的な気分をいだかせる点があることは興味ぶかい趣である。

呉須荷葉
荷葉とは蓮葉なり蓋の形によって名づく 参考品



