
唐物 大名物
付属物
蓋二 内一無窠
仕覆三 仕覆箱 桐白木 書付
挽家一 黑塗
若狭盆
箱 桐 白木 書付 総箱蓋 錠前付 蓋裏書付
伝来
徳川家康―酒井雅楽頭忠世
所載
相阿彌東山殿之記 草間和楽著 茶器名物図彙 徳川御実記 寛政重修諸家譜 東大資料本 姫路酒井家譜 大正名器鑑
寸法
高さ:8.8cm 口径:2.9cm 胴径:7.6cm 底径:3.3cm 重さ:66g
かねて酒井家蔵器帳の中で、ききつたえていたので、戦後のある茶会でこの文琳に接して、印象は深かった。
口作りは小さく、肩ややひろがり、胴より小すぼみの姿は、いかにも酸漿を思わせる。文琳の名にはややはずれた感じがするが、その中の一つの変り物として珍重されている。総釉よくとけかかり、茶褐色におおわれて、品のよさを感じさせる。
すでに東山時代の同朋衆が、こうした茶入のおもしろさを見出していたことは注目すべきことである。
替仕覆は三個あるが、純子、金襴、間道をとりそろえて、すべてを整わせている。









元和二年丙辰二月二日於駿府御城
東照宮様御手親下賜之雅楽頭忠世
君相伝宝也
御茶入 名物文琳 号酸漿
文政六年 正月造外匣
十一世酒井雅楽頭侍従源朝臣忠実



