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青磁 砧鳳耳 銘 万声

青磁 砧鳳耳 銘 万声
青磁 砧鳳耳 銘 万声

国宝
付属物 外箱 黒搔合塗 薬籠蓋 同蓋裏 貼紙 書付
添状 一渓宗什和尚筆
寸法
高さ:30.8cm 胴径:14.2cm 底径:11.7cm 重さ:1780g

 砧青磁花入は、笋.瓶子.中蕪.下蕪と、いろいろ形はあるが、昔から日本の茶人は鳳耳をもって最高位に置いた。序論に書いたが、日本で有名な鳳耳花入といえば、
毘沙門堂旧蔵 万声
陽明文庫蔵 千声
山口玄洞家旧蔵 無銘
の三器が最も有名である(その他に二器あるというが、問題にならない)。その他に世界のどこにもないことになっていた鳳耳花入が、台平の故宮博物院でわずかに一器見られたことは前述した。
 鳳耳が貴ばれる理由は、一見して王者の風格があるためである。翼を張った鳳耳の力感が、器全体によく釣り合い、請口はまっすぐに開き、滋胎はやわらかみがあって、翠色はこぼれんばかりである。
 山科の毘沙門堂に戦後まで旧蔵され、「万声」の名は近藤家の「千声」とともに後西院帝の勅銘となっている。大徳寺一渓宗什の添状に「芝翫」とあるのは、鳳凰の頭あたりに小疵があって金つくろいがある。

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