染付 松梅文 角形 掛花生

染付 松梅文 角形 掛花生
Picture of 鶴田 純久の章 お話
鶴田 純久の章 お話
染付 松梅文 角形 掛花生
染付 松梅文 角形 掛花生

高さ23.7cm 口径7.5cm 梅沢記念館
 角形の掛花生で、献上唐津に同様の作風のものを見ている。胴には梅と松の図をあらわしているが、その描写は百聞窯の同手のものと類似しており、やはり寛永頃に焼造されたものと思われる。染付の色は鮮やかである。ことに幹を弓形にあらわした松や細い枝先に細かく花をつけた梅の表現は、初期伊万里独特のものといえる。背面に銚付の穴があけられている。

前に戻る
Facebook
Twitter
Email