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島津義弘 しまずよしひろ

島津家十七代、薩摩・大隅・日向三国(鹿児島・宮崎県)の領主。
十六代義久の弟であります。
1535年(天文四)生まれ。
文禄・慶長の役(1592-8)に出陣し多数の朝鮮陶工を連れ帰りました。
これがすなわち領内の帖佐焼・加治木焼・串木野焼・苗代川焼などの創起となりました。
すぐれた将軍である反面よく風流韻事に通じ、上洛の間はしばしば千利休によって茶道の奥義を究めました。
また薩摩焼の向上に心を配り、御判手などによってこれを奨励しました。
1619年(元和五)没、八十五歳。
(『薩摩焼総鑑』)

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