佐渡雲山焼の創始者で、通称羽甚。弘化年間(1844-8)に無名異焼を始めた伊藤甚平、安政年間(1854-60)の伊藤富太郎、明治初年の伊藤無名は子孫に当たるとのこと。(『本朝陶器孜証』『府県陶器沿革陶工伝統誌』『陶器類集』)