地学的には地表の岩石が水・空気・炭酸ガスなどの化学作用や、温度・微生物などの影響によって崩壊あるいは変化することをいいます。
高温度で安定な長石・輝石・檄攬石などが風化作用を受けますと、低温度で安定な粘土鉱物類に変化します。
一般に風化生成物は原岩に比較して酸化アルミニウム・水分に富み、酸化カルシウム・酸化マグネシウムーアルカリ分などに乏しくなっています。
窯業においては次の事項に用いる言葉であります。
1)大気中に器物あるいは原料を晒す操作。
2)原料を大気に晒す時に、冬は雨・雪および霜、夏は日光と雨とが作用します。
この両者を合わせて風化といいます。
(『窯業辞典』)