写本一巻。小堀遠州の茶入師別所吉兵衛の著と伝えられます。文禄四年(1595)乙未7月15日の奥書があるようで、内容は加藤四郎左衛門(藤四郎)よりのち三代に至るまでの伝記人略、茶入の次第、並びに当時の茶入作者についての記述であります。蛮茶会複製刊行の『名器録』にも収載されています。