Bentonite ベントナイト べんとないと

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鶴田 純久の章 お話

火山灰または凝灰岩などから変成したモンモリロナイトを主成分とする粘土状物質の総称であります。
凝灰岩や火山灰などを構成する火山ガラス物質が地下水の加水作用・温泉作用・風化作用などによってできたもので、わが国では主に東北地方から北海道にかけて産出します。
一般に石英・クリストバライト・沸石・長石・ゲル状珪酸・有機物などをともない、原土の色は白・黄・灰白・赤褐・緑青・黄檀・黒色など多様の色調を示します。
多くは水中で膨潤しますが、膨潤しないものもあります。
普通膨潤するものをベントナイトまたは膨潤土といい、膨潤せず水中で酸性を示すものをわが国では酸性白土と称して区別しています。
ベントナイトは陶磁器・耐火物の坏土の可塑性・強度の賦与剤として、また鋳込泥漿に添加して乾燥強度を高めるために用いられます。
含有する鉄分が焼成色に影響するので、陶磁器には二~五パーセント以上は添加できないようです。
(『セラミ。
ク原料』)

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