正徳年間(1711-6)に備前藩主池田綱政によって始められた岡山後楽園焼の作品。その品は主として置物類で、素焼の上に胡粉で地塗りをし種々の絵の具で彩色したものであります。巧妙精緻で木彫風であるのが特徴。(『日本陶甕史』)