珠を連ねた文様、すなわち竹管の先で突いたような円圏文をつないだ文様で、その性質上主として地文に用いられます。
中国秦・漢の灰釉陶に銅器の細文を抽象化したものとして現されたのが初めですが、最も盛んに用いられるようになったのは唐から宋にかけての磁州窯系の白化粧陶においてで、枕の地文などに頻用されて銀器の魚子文を想わす効果をあげています。
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