中興名物。
金華山茶入、磐余野手本歌。
出来もよく麗しいですが、少し寂しい風情があって何となくしっぽりとみえますので、「萩が花たれにか見せむ鶉なく磐余野のべの秋の夕ぐれ」の歌に因んで小堀遠州が銘を付けました。
総体に柿金気色で禾目が現れ黒なだれが景色を呈しています。
土屋相模守が所持、その後島原藩主松平主殿頭、佐倉藩主堀田相模守を経て寛政(1789-1801)の頃松平不昧の所有となり、以来雲州松平家に伝来。
(『茶器名物図彙』『大正名器鑑』)
Address:
844-0001
佐賀県西松浦郡有田町泉山1-28-23
Phone: (0955) 43 – 2764
Email: info@turuta.jp