閏瓢箪 うるうひょうたん お話 2011.05.102023.05.29 中興名物。真中古茶入、藤四郎春慶。瓢箪状の茶入で口に縁があり、また腰にも筋があって二重になっているのでこの銘があります。薄手で格好かよく精巧な茶入であります。もと細川侯所持、酒井雅楽頭を経て松平不昧の所蔵となり、1803年(享和三)大阪の天王寺屋五兵衛所持の縄簾の水指と交換され、1884年(明治一七)の頃には渡辺家にあり、さらに転じて赤星家に入りました。1917年(大正六)の同家入札の際には三万四千三百円でありました。(『大正名器鑑』)