遠州御撰十八品 えんしゅうごせんじゅうはちひん

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

書名。
写本一冊。
小堀遠州が選定した十八種の窯別品名をもってそれぞれの茶入を記載したものです。
十八品とは真中古・金花山・破風の三窯の中から十八種の本歌を選出したものです。
すなわち真中古では小川手・思川手・橋姫手・野田手・塞手・瓢箪手・面取手の七品、金花山窯では飛鳥川手・玉柏手・滝浪手(青江手)・大津手・広沢手・二見手・滝浪手・真如堂手の八品、破風窯では皆ノ川手・音羽手・翁手の三品を挙げています。
その後本歌の数も増えていますから、この書は遠州の中年頃の選定を門人が記録しておいたものであるでしょう。

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