字義は鸚哥(インコ)の緑でありますが、そう呼ばれる実物はまったく鸚哥に似ておらず、かすかに浅藍色に近いです。
名を訂正して翠羽と名付けるべきであるでしょう。
しかし濃艶を比べるとこれまた真の翠羽には及ばないようです。
あるいは哥緑と同じ、すなわち中国清朝雍正(1723-35)の頃に竜泉窯の青磁を模造したものであるともいわれます。
(『飼雅』『飲流斎説甕』)
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