横峰窯 おうぼうよう

marusankakusikaku
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鶴田 純久の章 お話

中国江西省の粗磁窯。
『景徳鎮陶録』巻七には「横峰は今の広信府の興安にして、昔は戈陽県の太平郷に属す。
明の処州の人崔志高来たりて、窯器を創め造る。
嘉靖の間、民の磯乱するに因りて、乃ち横峰の窯鎮の地において改めて興安県を立て、窯を戈の湖西の馬坑に移せしも、俗猶お横峰窯と呼びます。
亦だ戈器ともいいます。
造るところの餅耀紅甕扱の類は甚だ粗なり」とあります。
明代嘉靖(1522-66)の頃に粗末な磁器を産した雑器窯でありますが、実体はまだよく知られていないようです。

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