古代、茅淳県にあった神。『大和事始め』陶器の条に「陶器は神代よりあるにや、大己貴命の時茅淳県に大陶紙と云ふ神あり、旧事記に見えたり、茅淳県は今和泉国に属す、今も和泉国に陶器村あり、これ大陶祇の住みし所ならん」とあります。『日本書紀』(巻五)にみえる陶津耳と同じとみられます。